とても権威ある鉄飛賞を以下の句に贈ります。
おめでとうございます。
・その言葉聞きたくなくて咳一つ 鈴懸
・綴じ糸やピンと張りたる初暦 ごはん
鈴懸句、いろいろなシチュエーションが想定できますが、小生はやはり男女間に生じた齟齬の場面と受け取りました。「咳一つ」の咳は生理現象の咳ではなく、わざと発した小さな咳です。そのささいな仕草が、相手が口にしようとすることの深刻さを想像させます。この「咳一つ」、非常に効果的です。亡くなられた川柳作家・時実新子さんの句を彷彿させます。
ごはん句、これぞ俳句だという感じです。見たままを詠む。それでいて、新年を迎える、作者の張りつめた気分がよく表れていると思います。張った綴じ糸は、そのまま作者の気分ですね。新年句会にふさわしいすがすがしい句でした。
近々副賞を贈呈します
2010年1月18日月曜日
第3回鉄飛賞
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2009年8月8日土曜日
第2回鉄飛賞
第2回鉄飛賞受賞作品
●水滴を枕に昼寝か雨蛙
●夏盛る影踏み行く子の跳ね調子
上記2句の合わせ技で、ありんこ子に鉄飛賞を贈ります。
「水滴」句は、おそらく庭先でたまたま見かけた雨蛙の姿でしょうが、その様子(実際に昼寝をしているわけではないが)をうらやむ作者の気分が出ていて面白いと思います。
「夏盛る」句は、中七(実際は八音)・下五のリズムがなんとも心地よく、また日本語にそういう表現があるのかどうかは知りませんが、「跳ね調子」という表現が、遊びに没頭する子どもの旺盛な生命力にぴったりという気がします。
ただ上五の「夏盛る」が、それ以下のリズムと合っていない感じがします。兼題句として詠んでしまったから仕方ないのでしょうが、中七・下五の軽快なリズムからすれば、「夏盛る」という硬い言葉でないほうがいいと感じました。
しかし夏の句として、とてもいい句だと小生は思います。
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2009年5月28日木曜日
2008年7月14日月曜日
鉄飛賞創設と受賞作のお知らせ
鉄飛賞を創設しました。
第一回受賞作
時の日やガラスの中の砂の粒 Sora
第二回
該当作品ナシ
年間最多受賞者には鉄飛のサイン入り色紙をプレゼント
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