第2回鉄飛賞受賞作品
●水滴を枕に昼寝か雨蛙
●夏盛る影踏み行く子の跳ね調子
上記2句の合わせ技で、ありんこ子に鉄飛賞を贈ります。
「水滴」句は、おそらく庭先でたまたま見かけた雨蛙の姿でしょうが、その様子(実際に昼寝をしているわけではないが)をうらやむ作者の気分が出ていて面白いと思います。
「夏盛る」句は、中七(実際は八音)・下五のリズムがなんとも心地よく、また日本語にそういう表現があるのかどうかは知りませんが、「跳ね調子」という表現が、遊びに没頭する子どもの旺盛な生命力にぴったりという気がします。
ただ上五の「夏盛る」が、それ以下のリズムと合っていない感じがします。兼題句として詠んでしまったから仕方ないのでしょうが、中七・下五の軽快なリズムからすれば、「夏盛る」という硬い言葉でないほうがいいと感じました。
しかし夏の句として、とてもいい句だと小生は思います。
2009年8月8日土曜日
第2回鉄飛賞
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1 コメント:
すっかり遅くなりましたが、8月8日に鉄飛賞授与のご連絡をいただいたありんこです。誠に名誉な賞を賜り、感激にのた打ち回っております。
で、鉄飛さん、ラベルに「鉄飛賞」を入れてください。こーゆーことはきっちりさせておきたい性分なので、よろしくお願いします。
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