2008年10月1日水曜日

第三回「鈴懸賞」発表

秋句会の中、ありんこ氏の句に色気のあるものを散見しましたが、どれも少しく脂っぽい印象を持ちました。
それよりも、同氏が以前投稿された「恋に墜ちればアバタもエクボ」の連作の中に艶のあるものがありましたので、例外ですが、今回はその中から選ばさせていただきます。

背を流る汗さえ艶あり半裸の身

枝豆を茹でし背に浮く無邪気さや

以上、二句です。前者は少しダイレクトの感がありますが、双方とも愛する男の背中を詠んだ、色気を感ずる句です。連作の中のいくつかを賞にするというのは、向田邦子さんが「思い出トランプ」13作中、「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」の3作で直木賞を受賞したことに倣いました。
女性の方々に、色気があると言われる背中を持てるよう、日々精進して参りたいと思います。

俳句

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1 コメント:

ありんこ さんのコメント...

選んでいただき、ありがとうございました。
男性のどこに色気を感じるかという女性に向けての質問がありますが、指先(繊細な)、横顔(真剣な)などが多くの回答を集める中、私はやはり背中を筆頭にあげたいと思います。張りのあるしなやかな筋肉が美しい若者の背中(うーん、ゾクゾクする)も、筋骨隆々としたボディビルダーの背中(いやあ、うっとりします)も、ぜい肉のうっすらとのった脂っぽい中年男の背中(ホント、肉をもてあそびたくなりますね)も、等しく愛すべき存在でございます。哀愁を帯び、くたびれた中年サラリーマンの丸まった背中を見ると抱きしめてあげたくなります。