2012年11月26日月曜日

11月26日 ペンの日

持つペンは銃より強いか次郎さん


1935年(昭和10年)の今日、島崎藤村を会長として発足した日本ペンクラブ。今年で喜寿を迎えます。

その後、正宗白鳥、志賀直哉、川端康成、石川達三、井上靖、遠藤周作など、錚々たる純文学作家を会長に、活動を続けてきました。他には、中村光夫、高橋健二、大岡信、梅原猛などの、日本を代表する文学者、評論家らがトップに立っています。

ところが、今から二代前に井上ひさしが会長として就任、一代前が阿刀田高、そして昨年の5月から第16代会長としてその職に就いたのが浅田次郎。ここ三代に限っては、すべてエンターテイメントの直木賞作家がなっているのです。

中でも浅田次郎は、陸上自衛隊に入隊して小銃を扱う経験を持ち、除隊後は企業舎弟になったり、ギャンブルで生計を立てたりしていた、どちらかと言えば強面の人物です。従来の日本ペンクラブ会長と言うイメージからは、かなりかけ離れた人であることだけは間違いありません。

だからこそ、と言うわけではありませんが「平成の泣かせ屋」の異名を持つ次郎さんの、現職での活躍を期待しています。

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