「貴方はもう忘れたかしら・・」の感がある鈴懸賞ですが、「かおるちゃん、遅くなってごめんね・・」とお詫びしつつ、ここに発表させていただきます。
何気なく距離をちぢめた春の雨
砂壁といよかん二つ四畳半
牡丹氏の、この二作をカップリングで受賞作といたします。この人は季節感と恋模様をほどよく溶け合わせるのが、とても上手ですね。
一句目は春の雨の「仕業」による男女の距離を、二句目にいたっては人を登場させないでおきながら、男女の関係を描いています。
さあ、六月、八月のいずれかの句会で、もう一度賞を獲ればグランプリ、牡丹氏にリーチがかかりました。
1 件のコメント:
選んでいただき、ありがとうございます!
また、仰せのとおりの意図的な場面をご評価いただき嬉しさも殊更です。
個人的には砂壁といよかんのコントラストが気にいっています。なぁんて、手前味噌ですけれど。
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