2009年3月20日金曜日

第六回(&第五回)ありんこ賞受賞作

三月句会、みなさまお疲れ様でした。
さて、早速ではございますが第六回のありんこ賞受賞作を発表いたします。

尽くしても捨てられるのと土筆とり  一献氏

もう一句、“卒業で私は泣いたことがない”の、どーでもいいキッパリ感、だから何?的リアクションを誘発する挑戦的な姿勢、「飾りじゃないのよ涙はハハァ~ン」へと続く音楽性も捨てがたく、どちらにしようか迷いに迷いました。が、「つくし」に始まり「つくし」で終わる一献氏ならではの言葉感覚が好きなんで、こっちの句にします。
ちなみに、土筆とりながら「尽くしても捨てられてばかり」とこぼす主人公にはすんごい腹が立ちます。尽くしても捨てられない女になれよ。つーか、バカ男に尽くすなよ。

ところで、第五回句会に関してですが、句会に参加できなかったこともあり、ありんこ賞に関しては対象作品の選定を行わないことにいたします。

参考までに受賞作候補は、

狸穴に姿くらます諜報員  鉄飛氏

でした。ま、今どきKGBもないでしょうし、なくしちゃっていいかなと。不服があるなら受けて立ちますので申し出てください。
次回ロンパールームでの五月句会も、「ONE PEACE」が読めるのを、もとい迷作と出会えますことを楽しみにしております。

俳句

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